独立−1960年

国名−カメルーン共和国

面積−48万平方キロメートル

人口−1328万人(1995年現在)

首都−ヤウンデ(人口80万人−1992現在)

住民−バミレケ、フルベ、ファン、バヤ、ハウサなど200の民族

言語−フランス語、英語(公用語)、バミレケ語、フルベ語、ファン語、ピジン英語

宗教−キリスト教(カトリック)、伝統宗教、イスラム教

自然−熱帯雨林からステップ(草原)まで、アフリカの特徴的な気候がひとつの国の中に分布しているので、「アフリカの縮図」といわれています。カメルーン山などの火山群が西にあります。

歴史−16世紀末からヨーロッパ人が沿岸地域に進出して、通商や布教活動を行ないました。

1884年、ドイツの探検家が諸民族の主張と条約を結び、ドイツの保護領となります。

第1次世界大戦中にイギリス領とフランス領から攻撃を受けて、占領されました。

1922年、西カメルーンはイギリス、東はフランスの委任統治領となります。

1960年、東カメルーンが独立。

西は住民投票により、北部はナイジェリアに合併し、南部が1961年に独立して、東と連邦共和国を結成。

1966年、東西にまたがり一党支配の体制となります。

1972年、単一共和国へ。

1990年、複数政党制を決めました。

産業・経済−特産物としては、カカオ豆(世界6位)、コーヒー、そして木材などがあります。

少なくなっていますが、石油を産出。

食糧は自給が可能です。米、とうもろこし、キャッサバ、さとうきび、バナナなどを作っています。

モノがつなぐアフリカと日本−日本との貿易でも、木材とコーヒーが主な輸出品です。木材はテーブルなどに多く使用されます。

コーヒーはケニア産とのブレンドされて、「アートコーヒー」で使われています。日本から輸入しているものは、自動車の65パーセント、家庭電気製品の80パーセント以上になります。

文化−ファン人は、ヨーロッパ人がやってきたとき、もっていた鉄の技術で驚かれました。

バミレケ人やバムン人は、仮面やブロンズ彫刻の芸術性で有名。

太鼓(タイコ)の話−太鼓は結婚や人の死といったニュースを伝えます。意味は、たたき方によって違います。

中部では牛の革を張った太鼓を手でたたきます。

森林地帯では、木の内側をくりぬいただけのタ太鼓で、たたくのは木のバチ。

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